受験生はいよいよという時期になってきた。
試験である以上、不合格になる人がいるのは仕方がないことであるが、不幸にして受験に失敗しても、それで終わりということはない。
若いときの苦労は買ってでもせよ
という言葉があるが、これは先人の残した意味ある言葉だと思う。
不合格になるということは、ショックである。
だが、それまで努力したことは、決してムダにはならないということを言いたい。
むしろ、特に努力もしなかったが、合格してしまったという人の方が、後々はよくないと思う。
特に努力もしなかったが、合格したと言う人の中には、たまたまその時の試験で点がとれてしまったというような人もいる。
私の高校時代の、先生の言葉で思い出すことがある。
「みんな、どの生徒も力の差はそんなにありません。頑張ればだれでも自分の希望を実現できます」
というようなことである。
先生が言いたかったのは、もともと頭がいいとか悪いとかではなく、一応試験を通ってきた、あなたたちに学力の差はないということを言いたかったのだと思う。
話は、これで終わりではない。
「だが、どういうわけか、ごくわずかですが、この学校に入ってきてはいけない人が何人かはいるのです」
と続けられた。
先生からすると、端にも棒にもかからないということであろう。
そして
「そういう子たちを除けばあとは、みんな同じです」
と言われた。
みんな同じという言葉には勇気を持ったものだが、それから関心を持ったのは
「この学校に来てはいけない子」
とは誰なのだろうということだった。
答案をもらうとき、点数を見ながら皆が一喜一憂している。
先生は、答案を渡しながら、励ましやお叱りの言葉をかけていた。
いつも成績のよいS君は褒められるかと思ったら、
「字が汚い」
と叱られていた。
このことが記憶に残っているのは、ほとんどの先生からそう言われていたからだ。
どんな字を書くのだろうと、関心を持って覗いてみると、それはよく言うミミズの這ったような字だった。
彼は濃いめの鉛筆で、筆圧が始めから終わりまで同じような字を書いていた。
なるほど、きれいとは言い難いと感じた。
彼はその後京都大学に入学した。
一喜一憂しながら答案をもらっている中で、ひときわ青ざめた顔の者がいた。
そけが、できが悪いを通り越して、極端にできない者だったことは予想がついた。
30点をとって頭を抱えている連中はまだよい。
2点、3点いや零点という者がいたのだ。
彼らがどうしたのかわからないが、今日、合格の喜びに浸っていたが、通学し出すと、一学期以内に退学してしまう高校生は相当数いる。
全部が全部成績の問題ではないにしろ、勉強についていけない理由の者もいるはずだ。
結局、力をつけておかないと、合格してもそれは一時の喜びでしかない。
反対に不幸にして合格しなかった場合は、力さえついていれば必ず復活のチャンスはある。
実際、本命の高校に不合格で、落胆したものの、不本意の高校へ行ったが、よい先生に恵まれたことと、そのくやしさを抱えながら頑張ったので、3年後の大学入試では、本命の高校へ行った同級生たちよりランクの高い大学に合格した者がいる。
15歳ぐらいの年齢で不合格の経験をすることは、精神的ショックも大きいと思うが、立ち上がることさえ忘れなければもっと強くなれるものだと思うのである。
2009年12月10日
2008年09月24日
平和ボケ状態ではモチベーションは上がらない
勉強のやり方や何をやったらよいかがわかっても、やる気が出ないということが問題になっている。
親が自分の子どもがやる気を出さないとか、本人自身がその気になれないといった悩みがある。
その理由の一つには「勉強がおもしろくない」というのもある。
確かに、日本の教育では次第に勉強をおもしろくなくさせているという面もあると思う。
だが、やる気を出してやっている人間もいる。
そういう人はなぜ、やる気が出るのだろう。
1.環境がやる気を出させる
第二次大戦中、戦闘機に採用された栄エンジンで有名な中島飛行機製作所を作った中島氏は、大変貧しい家庭に育ったと聞いた。
あまりの貧しさに14歳のころ「お父さんお母さん、きっと立派になって帰ってきますから」と手紙を残し、家を飛び出したそうだ。
その後海軍へ入り、勉強して中島飛行機製作所を作ったそうである。
そして、父母のために立派な家を建てたという。
中島氏の例に限らず、人は困窮の中にあって、その環境を脱したいと思い、それが強い動機となって自らを勉強に駆り立てる例は多い。
だから、若い頃の苦しい環境はよい環境だとも言われたり、若い頃の苦労は買ってでもせよと言われたりする。
何不自由なく、また特に何もしなくても生活できている環境では、逆にやる気を出させるものがないと言える。
2.感動がやる気を出させる
では、困窮状態でなければやる気は起こらないかと言うと、そうでもない。
小学校では、野口英世、ヘレンケラー、エジソン、リンカーン、シュバイツァー、ファーブルなどたくさんの伝記が紹介される。
それらの伝記を読むことはとてもよいことであるが、ここではそれらを読ませるということではなく、伝記に登場する人たちがそれぞれの業績をあげるために何がきっかけになったかということである。
共通することは「感動」があったということだ。
野口英世は、自分の子どもの頃、手を治してもらった医者に感動して自分も医者になろうと決心した。
ファーブルは昆虫の世界に魅せられて、それが感動となった。
人は感動がもとになって、何かやる気を起こす。
感動は多くの人に共通なものもあれば、人によって受ける影響が異なるものもある。
親が自分の子どもがやる気を出さないとか、本人自身がその気になれないといった悩みがある。
その理由の一つには「勉強がおもしろくない」というのもある。
確かに、日本の教育では次第に勉強をおもしろくなくさせているという面もあると思う。
だが、やる気を出してやっている人間もいる。
そういう人はなぜ、やる気が出るのだろう。
1.環境がやる気を出させる
第二次大戦中、戦闘機に採用された栄エンジンで有名な中島飛行機製作所を作った中島氏は、大変貧しい家庭に育ったと聞いた。
あまりの貧しさに14歳のころ「お父さんお母さん、きっと立派になって帰ってきますから」と手紙を残し、家を飛び出したそうだ。
その後海軍へ入り、勉強して中島飛行機製作所を作ったそうである。
そして、父母のために立派な家を建てたという。
中島氏の例に限らず、人は困窮の中にあって、その環境を脱したいと思い、それが強い動機となって自らを勉強に駆り立てる例は多い。
だから、若い頃の苦しい環境はよい環境だとも言われたり、若い頃の苦労は買ってでもせよと言われたりする。
何不自由なく、また特に何もしなくても生活できている環境では、逆にやる気を出させるものがないと言える。
2.感動がやる気を出させる
では、困窮状態でなければやる気は起こらないかと言うと、そうでもない。
小学校では、野口英世、ヘレンケラー、エジソン、リンカーン、シュバイツァー、ファーブルなどたくさんの伝記が紹介される。
それらの伝記を読むことはとてもよいことであるが、ここではそれらを読ませるということではなく、伝記に登場する人たちがそれぞれの業績をあげるために何がきっかけになったかということである。
共通することは「感動」があったということだ。
野口英世は、自分の子どもの頃、手を治してもらった医者に感動して自分も医者になろうと決心した。
ファーブルは昆虫の世界に魅せられて、それが感動となった。
人は感動がもとになって、何かやる気を起こす。
感動は多くの人に共通なものもあれば、人によって受ける影響が異なるものもある。
2008年09月17日
モチベーションが高まらない
モチベーション【motivation】とは、動機を与えること。動機づけとの説明があります。
ここでは、勉強が大切とわかっていても、やる気が出ないということです。
だから、勉強しろと言われると余計に腹が立ってくるという言葉は、中学生ぐらいでよく聞かれます。
中学生ぐらいでは、悩みのトップは統計を見ても勉強が出てくることから、勉強しない者も常にどうしたら勉強をする気になれるかということを考えていると想像できます。
では、いわゆるやる気とはどうしたら出てくるのでしょうか?
次回は、このやる気について考えてみたいと思います。
ここでは、勉強が大切とわかっていても、やる気が出ないということです。
だから、勉強しろと言われると余計に腹が立ってくるという言葉は、中学生ぐらいでよく聞かれます。
中学生ぐらいでは、悩みのトップは統計を見ても勉強が出てくることから、勉強しない者も常にどうしたら勉強をする気になれるかということを考えていると想像できます。
では、いわゆるやる気とはどうしたら出てくるのでしょうか?
次回は、このやる気について考えてみたいと思います。


